第4回JCC(合同調整委員会)を開催しました

2023年3月14日、公共事業省(DoWH)において、第4回合同調整委員会(Fourth Joint Coordinating Committee / JCC4)が開催されました。

今回のJCC4は、現地民法テレビ局(EMTV)にも取り上げられ、パプアニューギニアの全国ニュースとして放映されました。

このJCC4では、CDRM2全体の主要な活動の進捗状況とその課題、及び東ニューブリテン州におけるパイロット事業の工事概要と教訓の発表、並びにプロジェクトモニタリングシートを使った活動成果の達成状況などがカウンターパートから報告されました。
この様子は本プロジェクトのFacebook Pageにも掲載されています。
https://www.facebook.com/dowhcdrm2

これらの報告に続きフリーディスカッションの席で、中央政府予算を司る国家計画モニタリング省(DNPM)の予算監視局担当者から、本プロジェクトの進捗状況と継続性の重要性を理解した上で、昨年度、中央政府で承認された290万キナ(約1.2億円相当)の予算配分が遅延したことに対して言及がありました。

そして、「この素晴らしいプロジェクトが継続することを確実にするために、財務省から資金を利用できるように最善を尽くすことを保証する」との心強い発言がありました。

本プロジェクトは、地方州政府からの予算確保もプロジェクトの大きな助けとなっていますが、最大の課題は、パプアニューギニア中央政府からの予算配分となっていました。これを受けて日本側からは、DNPMの担当者が資金調達問題を真剣に検討してくれることに感謝し、2023年度予算として新たに、中央政府が約束した290万キナが2023年4月以降の活動が円滑に継続するためにタイムリーに利用可能になることをあらためて要請しました。今後JICA事務所の支援を受けながら中央政府の予算執行をモニタリングしつつプロジェクトの実施促進に努める予定です。

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東ニューブリテン州代表による、パイロット工事の紹介

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テレビ放映の様子