第3回プロジェクト合同調整委員会(JCC)を開催しました

2023年4月5日に都市開発省(MoUD)、都市開発建設局(DUDBC)、パイロット自治体(カトマンズ盆地内の7自治体)の市長などのネパール側関係者とJICA関係者の出席のもと、プロジェクトの最高決定機関である合同調整委員会(JCC: Joint Coordination Committee)が開催されました。

今回のJCCは第三回目で、主に事業の進捗を発表、確認するとともに、今ある課題とその解決策について活発な意見交換が行われました。
主な進捗状況として本事業で作成された建設許可事務手順書(BCWP: Building Construction Working Procedure)が完成し、マスタートレーナーの研修(MTOT)を終えていることが報告されました。しかしながら、このBCWPの適用手続きが進んでいないパイロット自治体があったため、各パイロット自治体における状況とその課題の共有が行われ、今後の適用手続きの見通しが確認されました。
JCCでの意見交換の効果があり、6月末の時点で7自治体中、4自治体の適用手続きが完了し、各自治体でのワークショップを終え、今後トレーナー研修を行うための準備を整え始めています。残る3自治体は、ネパール政府内の調整や市長の交代などを終えた後、随時手続きを進める段取りに入ることができました。

引き続き、順調にプロジェクトが進み、ネパールの建築物の安全が確保されていくよう、プロジェクト関係者一同、気持ちを一つにしてまい進していきます。

第三回合同調整委員会の開催(カトマンズ)

第三回合同調整委員会の開催(カトマンズ)