第5回プロジェクト合同調整委員会(JCC)を開催しました!
2025年2月2日に都市開発省(MoUD)、都市開発建設局(DUDBC)、パイロット自治体の市長、ネパール中央銀行(Nepal Rastra Bank)、ネパール保険庁(Nepal Insurance Authority)などのネパール側関係者とJICA関係者の出席のもと、プロジェクトの最高決定機関である合同調整委員会(JCC: Joint Coordinating Committee)を開催しました。
今回のJCCは第5回目で、プロジェクトの進捗報告・確認、終了に向けた実施課題についての協議が行われました。また、プロジェクトの現地活動期間を3か月間延長し、2025年6月末までとすることが合意されました。
主な協議内容
- 本プロジェクトで作成された建設許可事務手順書(BCWP: Building Construction Working Procedure)を、7パイロット自治体中、6自治体が承認し、適用に向けた活動が活発になされていることを確認し、確実な実施に向けた取り組みを最後まで継続することが確認されました。また、未承認のLalitpurに対しては早期にBCWPの承認をするようJICA側から要請を行いました。
- BCWPの適用は、安全な建物の建設による都市の強靭化に貢献するため重要であるため、改めてDUDBCよりその適用を広げていくことが表明されました。
- ゲスト参加のネパール中央銀行、ネパール保険庁からはBCWPの導入による安全な建物建設の促進に向け、今回のJCCでの議論を受けて、BCWPを遵守して建設された建物に対する住宅ローンや保険でのインセンティブ付与等に関して、政府の前向きな方針が示されることがあれば、十分に協働できることが表明されました。
プロジェクトの現地活動はあと5か月となりましたが、プロジェクト終了後にネパール側が主体となってBCWPの全国展開に向けて活動していくよう、働きかけを続けていきます。
第5回合同調整委員会の開催(カトマンズ)