リバーナイル州における市場志向型農業および灌漑スキームの組織とその運営能力強化プロジェクト
Capacity Development Project for promotion of market-oriented agriculture and improved Irrigation Scheme Management in River Nile State
実施中案件
- 国名
- スーダン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 農業開発/農村開発
- 協力期間
- 2021年4月~2026年4月
プロジェクト紹介
スーダンにおける農業セクターは就業人口の約4割を占めることに加え、2011年の南スーダン独立に伴い石油産業を失って以降、GDPの約3割、輸出額の約5割を占める基幹産業となりました。しかし小麦、砂糖、油脂等の主要食料品は自給できておらず、その需要も人口増に伴い高まる一方であり、恒常的な貿易赤字のため、農業セクターの成長が緊急の課題となっています。リバーナイル州は全世帯数の約8割が農業に従事し、スーダンの食料供給基地となっていますが、年平均降水量が約50ミリメートルと極乾燥地帯であることから天水農業は成り立たず、灌漑開発を通じた灌漑農業の推進が不可欠です。この協力では、農家及び灌漑管理組織の灌漑・営農技術の向上並びにスーダン政府の技術普及環境の整備を行うことにより、市場志向型灌漑農業モデルの構築及び普及体制の確立を図り、対象灌漑スキーム(灌漑地区)における農家の農業所得向上に寄与します。