地域開発事業実施ガイドラインの承認に向けて②(ガイドライン改訂委員会)

8月16日から18日まで、地方自治・コミュニティ省にて、第5回地方議会地域開発事業実施ガイドライン(以下、ガイドライン)の改訂委員会及び作業部会を実施しました。本プロジェクトでは、ガイドラインの改訂のために、地方の主席行政官や地方行政職員、地方セクター局等からの理解を促進するために諮問会議を実施し、同会議でのコメントを受けて全5回の作業部会によりガイドラインを改訂しており、今回がその最終回にあたります。

ガイドライン承認までのプロセス↓

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2日間の作業部会では、先月の諮問会議からの意見をどのようにガイドラインへ反映させるかを協議し、改訂版を作成しました。作業部会メンバーには、5年前に当地で終了したカンビア県地域間発能力向上プロジェクトのカウンターパート6名が含まれており、「参加型計画の詳細が記述されており参考になる」等、当該プロジェクトの経験を基に作成されたガイドラインを高く評価する意見が出されました。

改訂委員会では、6月の選挙後、新しく任命された副大臣兼改訂委員会議長(プロジェクト・ダイレクター)の出席の下、作業部会メンバーから改訂版ガイドラインが発表され、議論の後、作業部会による改訂通りにガイドラインが承認されました。来月には、地方セクター局とのガイドライン諮問会議が予定されています。

また、今月初めには地方議会議員の就任式が各地で執り行われました。地方における地域開発計画の策定や開発事業の実施には、地方議会の役割が大きいため、地方自治・コミュニティ省はプロジェクト対象地域の地方議会議員に対してガイドラインの説明会を実施しました。地方議会議員のガイドラインへの理解が深まることにより、円滑な開発事業の実施が期待されます。

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ガイドライン改訂委員会での冒頭の副大臣による挨拶

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ボー県地方議会議員へのガイドライン説明会