【SHEPアプローチ・コンポーネント】プロジェクトニュース第27号

2022年11月17日にムランガカウンティのカンダラサブカウンティでお見合いフォーラムを開催しました。お見合いフォーラムは農家グループが、地域の農業ビジネス関係者と情報交換を行う貴重な機会です。カンダラサブカウンティのお見合いフォーラムには、農業資材販売会社、輸出業者、小規模農家向け融資などを行う地域の銀行、自助グループや組合の支援を担当する行政官など、様々な関係者が参加しました。

お見合いフォーラムに参加したグループの1つは障害者グループでした。フォーラム前に話を聞くと、2015年に設立された同グループには30名のメンバーがおり、身体障害者や知的障害者のメンバーとその家族が含まれているそうです。ケールやトマトなど園芸作物栽培の他に、グループで養鶏やビーズ製品、靴の製造など様々な収入創出活動をしているとのことでした。しかし、鶏のエサ代やビーズなどの素材を購入する資金が不足している、農地を拡大したいが、同じく購入資金が無いなどの課題があるとのことでした。

お見合いフォーラム後にグループから話を聞くと、今日会った種子販売会社から取り扱い種子の播種に関する栽培技術の研修を受けられることになった、融資についての詳しい説明を銀行がしてくれることになったとのことでした。お見合いフォーラムでのビジネス関係者との出会いが、将来の農家のビジネスにつながるかどうか、プロジェクトとカウンティ行政官でフォローしていきます。