87. カントー大学農学部が東レ・CBTと協力合意書を締結

本プロジェクトが支援する技術モデルの一つであるモデル3「感染症対策を含む持続的かつ半集約的なアヒル生産方法の開発」に関連し、①東レ(株)グループのTHKハノイ駐在員事務所ならびに②東レがタイに設立したCellulosic Biomass Technology Co., Ltd.(以下「CBT」)と③カントー大学農学部(CoA)の三者が協力合意書(MoA)を締結しました。このMoAに基づいて、東レとCBTの技術により非可食バイオマスであるサトウキビの搾りかす(バガス)から得られるポリフェノール(PPh)が家禽の成長にどのような効果をもたらすかを明らかにする研究が行われる予定です。まずは、CoAのNgu教授のグループによりニワトリを対象とした実験が実施されます。バガスから得られるPPhの効果が実証されれば、メコンデルタ地域の農水畜産業にともなって大量に廃棄されている有機物の有効利用に発展し、重要な社会貢献に繋がっていくと期待されます。

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MoAを踏まえての今後の活動内容を議論

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無事MoAに署名し、記念撮影

カントー大学農学部ウェブサイトにもMoA署名の記事が載りましたところ、こちらリンクご参照ください(ベトナム語のみ)