102. 学習院大学学生へのプロジェクト紹介
今回は、学習院大学の学生22名が来越され、本プロジェクトオフィスにも訪問されました。一行は、9月5日に日本からハノイに着き、本来は9月7日にカントーに移る予定でした。しかし、ハノイでは猛烈な台風11号の影響を受けてフライト変更を余儀なくされるなど、大変な行程となりました。そういったハプニングも乗り越えて、8日に皆さん無事カントーにやってきました。9日午前中はカントー大学(CTU)講義室で本プロジェクトの業務調整・産官学連携担当である今井専門家がJICA、及びJICA-CTU協力プロジェクトの紹介を行いました。
JICAの国際協力事業や本プロジェクトの取り組みが紹介されると、学生からは様々な質問が寄せられました。特に、海外で働くことや異なる文化の中で事業を行う上での工夫、仕事の目標などについての質問が多くありました。卒業を控えて、社会に出てからどのような仕事をするのか、国際的な環境での仕事とはどのようなものかについて、強い関心をもっていらっしゃるようでした。また、今回のセッションにはCTUの学生も参加しており、日本語を勉強している学生も複数人いて、日本への留学機会に関する質問もありました。
その後はCTUキャンパス施設を見学し、JICAの活動やCTUについて更に理解を深めました。その過程で、日越の同年代が一緒に見聞きしながら積極的にコミュニケーションを取っていたのが印象的でした。こうした草の根交流が将来の両国関係を築いていくのだと感じさせられる、素晴らしい機会でした。
学習院大学とカントー大学の学生に説明する今井専門家。
日本政府による円借款事業で建てられた先端研究棟で学習院大学ならびにCTUの皆さんと
*写真はカントー大学Facebookより