61.クロホシマンジュウダイの養殖技術の向上と産業展開のために
社会実装モデルNo. 8の日本側リーダーの遠藤先生は、タウナギに続き、クロホシマンジュウダイの養殖技術の向上と産業展開についてもCTUと意見交換し、ソクチャン省ビンチャウ郡にあるCTUの水産試験場を視察しました。ここでは、クロホシマンジュウダイの養殖試験研究が500㎡の素掘り池で行われています。池の水の塩分が雨期に入って低下する中、全長2cm弱の個体が順調に生育し、最終的に10個体/㎥の飼育密度を見込んでいます。ところで、クロホシマンジュウダイの今後の産業展開には、数百万尾単位の種苗の大量生産が必要で、そのためには、繁殖技術と孵化仔魚の育成(種苗生産)技術が、続いて、出荷サイズまでの生産システムと高効率の餌開発が重要となります。
ソクチャン省の位置
ソクチャン省にあるCTUの水産試験場を視察する遠藤先生(手前)
試験場の素掘り池でクロホシマンジュウダイの稚魚を回収
クロホシマンジュウダイの稚魚を調べる遠藤先生(手前)
クロホシマンジュウダイの稚魚