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108. カント―大学農学部主催国際会議ICAS2024に参加

研究成果は、多くの研究者や民間企業などの関係者に共有されることが重要です。カントー大学(CTU)も毎年多くの国際会議を開催し、研究成果の共有や国内外の研究者による発表を通じた学びを促進しています。今回はCTU農学部主催の「International Conference of Agricultural Science 2024(ICAS 2024)」が開催されました。同会議には、本プロジェクト国内支援委員会委員長でもある東京農工大学の有江力副学長が基調講演スピーカーとして招待され、参加しました。会場はJICAの円借款「カントー大学強化事業」(ニュースレター22号参照)で建設された総合研究実験棟(Research Laboratory Complex:RLC)内の会議場です。

冒頭に有江先生は、JICAプロジェクトに長く関わる中で、円借款事業で建てられたRLCで国際会議が開かれ、同事業が国際的な科学研究事業に役立っていることへの慶びを述べられました。続いて、有江先生がリーダーを務めているSATREPSプロジェクト「バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装」(詳細はプロジェクトHP参照)の研究成果を踏まえ、バナナ萎凋病の現状、対策、分析手法について講演されました。また、同病に関するCTUとの共同研究の成果も紹介されました。専門分野での知見に加え、日本の研究者によるSATREPSプロジェクトが世界的課題に果たしている貢献が紹介された、素晴らしい講演でした。

ICAS 2024では、本プロジェクトのカウンターパートであるCTUの多くの研究者が発表を行いました。さらに、有江先生のほかにも、東京農工大学から多くの研究者が参加し、本プロジェクトモデル研究2「ベトナム・メコンデルタの気候変動に適応したマンゴーの病害防除システムの開発」においてリーダーを務めている東京農工大学の森山裕充先生も、最新の研究成果を発表されました。

今後も、本プロジェクトは多くの国際会議に参加し、CTUのカウンターパートと共に研究成果の発信に努め、国内外の研究成果から学びを得ることを促進していきたいと考えています。

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写真1.基調講演を行う有江先生(CTU・Facebookページより

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写真2.会議参加者の全体写真(CTU・Facebookページより

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写真3.地元テレビ局のインタビューに応じる有江先生(写真右)

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写真4.研究発表を行う森山先生