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129. 気候変動修士課程学生がハノイのJICAプロジェクト支援農協を見学(2025年2月7日)

カントー大学(以下CTU)は、プロジェクトニュースレター第126、127号で紹介したスマート農業修士課程に加え、本プロジェクト第1期で開講準備を支援した気候変動関連の3修士課程も実施中です。今回はその中の「気候変動と持続可能な熱帯農業」及び「気候変動とデルタ管理」の2つの修士課程第6期生合計23名が、実地研修の一環として、ベトナム北部で実施中のJICA「北部地域における安全作物バリューチェーン強化プロジェクト」が支援する対象の1つであるChức Sơn安全野菜果物協同組合(以下「農協」)を訪問しました。

農協の代表者は、農協の概要説明の後、農薬・肥料の管理、灌漑システム・ネットハウスの導入、記帳ソフトの活用状況など幅広い取組を紹介しました。同農協は、昨年9月の大型台風による被害後、積極的に復旧活動に取り組み、コンポストや苗作りにより生産量や農協収益を着実に伸ばしています。安定した生産量を確保するため通年栽培可能な作物生産を心がけており、農協メンバーへの農業資機材の割引販売や農産物の定額買取などを行っています。こうした取組の紹介の中で、JICA「北部地域における安全作物バリューチェーン強化プロジェクト」による技術指導への感謝も示されていました。

学生らは、稲から野菜への転作にかかる農業政策、気候変動の影響と対策、地域の水資源管理と水質検査の状況、コンポスト作りや病害虫管理などについて、様々な質問をなげかけ、農協の代表による説明に真剣に耳を傾けていました。冬の寒い時期であるハノイ、メコンデルタと違う気候を肌で感じつつ、高度なIT技術も駆使して自然災害や市場環境変動に適応しようとしている農協の取組から、多くを学びました。

本プロジェクトは、これら気候変動関連修士課程をスマート農業修士課程とともに継続的に支援していきます。また、JICAプロジェクト同士の連携を強め、日本及び諸外国における様々な農業事業での取組を学ぶ機会を提供していきます。今回受入に協力くださったChức Sơn農協の皆さん、どうもありがとうございました!

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写真1 Chức Sơn農協代表からの説明を聞く参加者

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写真2 圃場の見学

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写真3 Chức Sơn農協前で