131. 東京大学学生へのプロジェクト紹介(その3)(2025年2月18日)
一昨年、昨年に引き続き、今年も東京大学農学部国際開発農学専修の学生15名が、同大学中西啓仁准教授らの引率の元、本プロジェクトオフィスを訪問しました。一行は、2月17日にカントーに入り、カントー大学(CTU)農村発展学部Nguyễn Duy Cần先生のアレンジでメコンデルタ農業、農村に関しての現地訪問を行い、そのプログラムのカントーでの日程初日に、当地でのJICA事業、及びメコンデルタ概況について学ぶために訪問されました。同じタイミングでモデル研究12「メコンデルタの持続可能な開発のためのデータ共有・解析センター」のためにカントーに出張頂いていた溝口勝東京大学教授にも同席頂き、今回CTUでの活動について学生に語って頂きました。
JICAの国際協力事業や本プロジェクトの取り組みを紹介すると、学生からは、JICAプロジェクトでの産官学連携の取り組みや、メコンデルタの気候変動とこれからの農業、水産業などに関して多くの質問が寄せられました。現地を直接見ながら自ら考える、とても良い機会になったかと思いますし、こちらも学生からの質問に考えさせられることが多くありました。本プロジェクトの田中チーフアドバイザーは、見たり聞いたりして感じたことを定量的に確かめたうえで考えるという科学的な思考ができるようになってほしいと、期待を語りました。現地CTU農村発展学部の学生との交流なども通じて、今後の国際交流の絆が更に深まるよう期待しています。
世界に羽ばたく国際人材を目指して、皆さん頑張ってください!
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写真 東京大学の皆さん(後列左から一人目は田中チーフ、二人目は溝口教授、三人目はCần先生、四人目は中西准教授。後列右端は今井コーディネーター。)