終了時評価の実施 - 成果と課題の確認
2026年5月7日から約1週間、Drip de PAZプロジェクトの終了時評価が実施されました。これは、プロジェクト終了の約半年前に行われるもので、これまでの成果や課題、得られた教訓を確認し、今後に向けた提言を整理することを目的としています。
調査では、JICA専門家チーム及びコロンビア農村開発庁(ADR)の関係者が、セサール県アグスティン・コダシ市、カンクアモ先住民自治区(バジェドゥパル市)、コルドバ県モンテリア市のパイロットサイトを視察しました。訪問先では、住民との対話を通じて、農業生産や組織運営の改善、地域住民の主体的な参加、信頼関係の醸成など、プロジェクトを通じた取り組みの成果を確認しました。JICAとのプロジェクトをきっかけにして、他の国内・国際機関との新規事業に取り組み始めるなど、持続的な発展に向けた自主的な動きも確認されました。
その後のJICAとADRによる合同評価会では、パイロット地域における生計向上や地域組織の強化に加え、平和構築や包摂的な農村開発に向けた取り組みが進展していることが評価されました。一方で、プロジェクト終了後を見据えた持続性の確保や成果の横展開など残された課題についても協議され、提言がまとめられました。
それらの締めくくりとして、5月14日には第5回合同調整委員会(Joint Coordination Committee: JCC)が開催され、JICA、ADR、在コロンビア日本国大使館などの関係者が参加しました。会合では、終了時評価の結果及び提言が共有されるとともに、プロジェクト終了までの活動方針について関係者間で確認を行い、議事録への署名を実施しました。さらに、コロンビアの和平合意10周年を記念し、ADRの平和・被害者支援チームによる平和構築やインクルーシブな視点に関する参加型ワークショップも実施され、最後には平和への願いを込めた記念の種まきが行われました。
本プロジェクトは2026年11月の終了に向け、パイロット地域及びADR双方において、より大きなインパクトを生み出せるよう、引き続き関係機関と連携しながら活動を進めていきます。
マンゴー農園への道中
住民へのヒアリング
合同評価会の様子
JICAとADR代表者
それぞれの願いを込めた記念種まき
帰国研修員でもある副長官挨拶