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優先NCD啓発・予防・リハビリテーションサービスの強化に向かって(指導者研修の実施)

プロジェクトでは、一次医療施設に勤務する医師と正看護師を対象に優先NCDの能力強化研修を実施しています。2022年は、高血圧症と糖尿病の診療をテーマに研修を行い、今回は優先NCDの啓発・予防・リハビリテーションサービスの強化を念頭に「健康的な生活習慣とライフスタイル」と「優先NCDに対するコミュニティへの介入」についての研修を実施しました。

「健康的な生活習慣とライフスタイル」の前半では、優先NCDの危険因子である食事・身体活動・喫煙・飲酒について講義が行われました。後半では、患者の行動変容を促すため、患者の心理的・精神的な側面に寄り添った効果的なカウンセリング手法について、講義と演習が実施されました。ホンジュラス自治大学の協力を受け、栄養士や心理士が講義を担当し、質の高い内容となりました。

「優先NCDに対するコミュニティへの介入」では、はじめに「家庭保健チーム」のガイドラインを基盤とした地域保健活動計画と、プロジェクトで作成された「一次医療レベルにおける高血圧症・糖尿病のための啓発、予防、リハビリテーションサービス提供参考書」の内容について講義が行われました。「家庭保健チーム」とは、医師や看護師、保健推進員(プロモーター)等の保健医療従事者からなるチームのことです。この家庭保健チームを基盤とし、疾患の予防から治療、リハビリテーションまで、家庭を単位とした包括的な活動を展開します。グループ演習では、それぞれの事例から、コミュニティにおける優先課題の選定と保健活動計画の策定が行われ、活発な議論となりました。

また、ホンジュラスでは男性による保健センターの利用が少ない傾向にあります。その要因や対策案についての議論も行われました。考えられる要因として、マチズモ(男性優位主義)の影響により「男性は病気にならない」と認識することや、女性医師の診察を受けることへの羞恥心、診断への恐怖といった心理的要因に加え、診察までの待ち時間、平日の労働により受診時間を確保できないといったアクセスの課題などが挙げられました。なお、対策案として、男性への啓発活動、月に数回診療時間を延長する日を設けるなどの案が出ました。

今後は、一次医療施設における啓発・予防・リハビリテーションサービスの強化に向けて、活動計画の立案と実践を進めていきます。

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栄養士による講義の様子

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グループワークの様子

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地域保健活動計画の発表の様子