レベル2地域で准看護師研修を実施しました
2024年10月から12月にかけて、フランシスコモラサン県とエル・パライソ県のレベル2地域において、一次医療施設の准看護師を対象とした優先NCD(高血圧症・糖尿病)研修を実施しました。本研修は、近隣地域ごとに21カ所で開催され、合計297名が参加しました。
研修では、血圧測定、血糖測定、BMIの計算といった技術演習も行い、准看護師の技術レベルにばらつきが見られたため、丁寧な指導が行われました。例えば、BMIの計算方法を知らない、血糖測定器を正しく使用できていない准看護師もおり、知識だけでなく基礎技術の習得も重要です。技術の定着には、研修終了後も継続的な支援を行っていく必要があります。
コミュニティの保健活動計画づくりを目的としたグループワークでは、地域が抱える課題について活発に議論が行われました。特に、「独居の高齢者が保健センターにアクセスしづらいという」という課題に対し、コニュニティを巻き込んだ支援のあり方を話し合ったグループが多く見られました。一次医療施設における人材不足や医療資材の不足は課題ですが、各医療施設が工夫しながら患者さんに必要な保健サービスを届けられるよう、引き続き活動に取り組んでいきます。
准看護師研修の講義の様子
技術演習の様子(血糖測定)
技術演習の様子(血圧測定)
ペアワークの様子