第4回合同調整委員会(JCC)の開催
2025年8月27日、第4回合同調整委員会(Joint Coordination Committee/JCC)が開催されました。会議には、保健省副大臣、保健サービスネットワーク局長、一次医療部長、保健省各部長、JICAホンジュラス事務所などから計30名が出席しました。プロジェクト終了まで残り1年余りとなる中、今回のJCCでは、プロジェクト活動の進捗や課題、今後の方針について丁寧に議論が行われました。
例えば、検査資機材の不足などの課題に対応するため、限られた予算を効率的に活用することや、ニーズ分析を踏まえた予算計画の重要性について議論されました。国の保健政策の中心として、一次医療サービスの強化も改めて確認されました。
保健サービスネットワーク局長からは、「プロジェクトの活動は、保健省とは別に独立して実施されているものではない。その取り組みや戦略を制度として保健省に根付かせ、ホンジュラス全土で持続的に質の高い保健サービスを提供できるようになることが重要である」と発言がありました。
プロジェクトでは、2025年7月から他県への普及活動を開始しました。これまで対象としていたフランシスコモラサンとエル・パライソ地域保健区に加え、新たにコマヤグア地域保健区も含まれ、活動が広がっています。今後は2026年のJCCまでに、1つ1つ課題を解決しながら、他県への展開も進めていきます。
写真1:プロジェクト活動の進捗について
写真2:保健省副大臣による挨拶
写真3:JCC議事録の署名