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ESMATEの経験を中米各国へ広げる-中米・カリブ8か国のオンラインセミナー-

2025年2月26日、中米統合機構(SICA)の教育文化調整局(CECC)が実施するオンラインセミナー「中米国際セミナー」にて、日本に短期研修(2024年11月実施)へ行った国語・社会・理科・就学前教育の技官からはエルサルバドルの取り組みと研修成果について、数学技官からはESMATEの戦略および取り組みについて、SICA加盟各国(エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ベリーズ、コスタリカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、パナマ)に発表を行いました。

短期研修参加者は、日本で教育機関や教育現場の見学、有識者や現場の先生方とのディスカッションを通じて、PDCAサイクルを回して学びの改善をいかに実現しているかを学びました。オンラインセミナーでは主に次の3つの点を発表しました。1つ目はエルサルバドルと日本の教育政策の共通点・相違点、2つ目はエルサルバドルで現在行っているカリキュラム改定や教科書・指導書の作成・教員研修などの取り組みについての紹介、3つ目はその取り組みに日本での学びをどのように生かすことができるかです。

国語・社会・理科・就学前教育の発表の後、数学技官から1月に省内で実施したワークショップ(前記事参照)*で取り扱った「カリキュラム改訂プロセス」と「全国教員振り返りの実施プロセス」におけるPDCAサイクルの発表を行いました。

本セミナーにはエルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ベリーズ、コスタリカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、パナマ各国からzoomに300名の出席、YouTube**の同時配信では最大約200人の視聴、合わせて約500名の参加者があり、大盛況に終わりました。

プロジェクトの期間も残りわずかですが(2025年4月25日終了)、このようにESMATEの経験が教育省全体へ、さらに中米各国へ共有されています。この成果がプロジェクト終了後も各国に生かされていくことが期待されます。

*PDCAサイクルによるプロジェクトの取り組みについて書かれた記事
https://www.jica.go.jp/oda/project/1903508/news/1563539_45097.html
**セミナーの録画を公開しているYouTube(西語)
https://youtu.be/-kuoCC5RnkA

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日本での研修について説明するフラシスコ・メンデス国語技官。日本では全国学力状況調査の結果等を生かしてカリキュラムの見直しや教育政策の見直しを行っているとの紹介があった。

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日本とエルサルバドルの教育に関する共通点と相違点を発表するオスカル・オルメド理科技官。日本の教育経験をエルサルバドルに取り入れるべきだと主張した。

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日本の教科書における重要ポイントについて、エルサルバドルの社会科と比較しながら説明をするカンディダ・バウティスタ社会技官

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エルサルバドルにおける就学前教育の取り組みについて発表するベルナベ・ピネダ就学前教育課長。体験を通して学ぶことなど日本との多くの共通点を見出していた。

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教室レベルと教育政策レベルにおけるPDCAサイクルの重要性を語るアレクサンデル・ソラ数学技官