About Machine Translation

This site uses machine translation. Please note that it may not always be accurate and may differ from the original Japanese text.
This website uses a generative AI

「遊びを通じた学び」ワークショップを開催しました

2024年5月7日からの3日間、全人教育推進プロジェクトの活動の一環として、マレーシアの就学前教育の教員等約40名を対象に「遊びを通じた学び 1 」研修を実施しました。今回の研修では、主に幼児の主体性に係る能力やスキルの育まれ方について説明をし、少しずつ成長する子供を教員が感じ取る重要性や幼児と接する姿勢を含む日本の教育技術を紹介しました。

マレーシアでも教員は幼児の接し方に係る技術は教員養成課程や日々の実践から身につけているものの、その接し方の意味や教育的意義までは明確ではないようでした。そこで、ワークショップでは日本の「遊びを通じた学び」の体験を通して、教員による介入を控えて子ども自身に考えるチャンスを与える必要性、小学校での話合い活動の土台の育成となる教員のファシリテーション等の具体的な手法・技法が紹介されました。

参加者からは、当初、現在のカリキュラムや時間割では時間的ゆとりがない等の理由で「遊びを通じた学び」を実践することは難しいという声がでたものの、ワークショップが進むにつれ徐々に同じ参加者の中から、マレーシアの就学前教育は日本と類似点が多くあり、今のカリキュラムでも実践出来るという声が上がるようになりました。さらに、ワークショップの学びを実践で活かしたい旨のコメントが多数出るなど積極的な姿勢が示されました。

今回のワークショップから得た学びを実践に移しながら、子ども一人ひとりが主役の学びの環境づくりに適した方法を、これからも担当の行政官や学校の先生方とともに検討していきたいと思います。


1子どもは主体的に物事に関わることで自ら知識やスキルを身につけるため、プロジェクトでは、十分な環境を確保の上で、子どもが自由に遊ぶことを通して起きる「学び」を促進する教育活動を導入している。マレーシアでもカリキュラムには「遊びを通じた学び」について記されているものの、その内容は抽象的な記載に留まり、十分に実践されているとは言えないため、プロジェクトではその教育的意義の理解促進も含めて自由な遊びを通じて学ぶ教育実践を進めている。

画像

「遊びを通じた学び」の活動例を紹介する講師

画像

日本で実践されている幼児の話合い活動を学んだあと、参加者で話合いを実践

画像

選んだ遊びに没頭して「遊びを通した学び」を体験する参加者