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【医師】ボルガン県病院で指導医の能力強化を目的とした研修が実施されました

2023年9月6~7日、ボルガン県病院の指導医を対象に、臨床研修の指導体制を強化することを目的とした研修が実施されました。ボルガン県では、総合診療研修の実施を目指していますが、今回はその準備を促進させるためのものでもあります。

ボルガン県病院では、2023年10月から総合診療研修を開始することができるように、準備を進めています。すでにプロジェクトからの技術支援だけでなく、隣県であるオルホン県地域診断治療センターで実施されている総合診療研修の関係者や保健開発センターの担当官から、情報を集め、体制を整備してきています。またボルガン県の行政からも支援を受けており、研修医のための宿舎の準備も進められています。

今回計画された研修は、指導医になる医師たちが研修医を指導するとき、具体的にどのような指導をすると良いか、よりリアルにイメージができるようになることを意識して計画されました。研修医への教育を目的に行われる回診や症例検討会、研修医の評価やフィードバックを方法について、情報を提供するだけでなく演習も交えて学習しました。

国立国際医療研究センター国際医療協力局から派遣された安田公彦医師が講師となり、事前に準備された、研修医を指導するための回診や症例検討会の方法、研修医評価の目的と方法などについて、講義がありました。その後、具体的な事例を元に、症例検討会を擬似体験しました。

参加した指導医からは、「具体的な症例を使って検討会の練習ができたので、イメージができてわかりやすかった」「回診やカンファレンスの時の指導医の役割がよくわかった」とのコメントが寄せられました。また、この研修の後、自分たちですでに総合診療研修を実施しているオルホン県地域診断治療センターを訪問し、さらにカンファレンスの実施方法等について学びたいとの声も聞かれました。参加者の話をお聞きすると、期待していた研修の成果をあげることができたことがよくわかりました。

研修が開始されるまで1か月ほどになりました。モンゴルの県病院では、フブスグル県と並び、初めて総合診療研修が開始される施設になります。地域の施設で、地域に役立つ医師を育てるという目標を達成することができるように、プロジェクトとしてもしっかりと支援を届けたいと考えています。

モンゴル国 医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
チーフアドバイザー 井上信明

写真. 症例をベースに参加者と協議をする安田医師(右側)

写真. 症例をベースに参加者と協議をする安田医師(右側)