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【医師】ボルガン県病院における総合診療研修の開始が承認されました

2023年10月30日、保健省にて医療従事者開発委員会が開催され、新たに7つの病院が、総合診療研修を実施する施設として承認を受けました。

プロジェクトでは、モンゴルの地域において、地域の医療の質の向上に貢献できる医療人材を育成するため活動しています。2015年から実施された第1フェーズでは、研修病院の基準を定め、基準を満たした病院が研修病院となることができるよう評価する仕組みの作成を支援しました。合わせて研修病院で適切に臨床研修を行うことができるよう、指導医育成やカリキュラムの開発にも取り組んできました。その結果、2018年以降、モンゴル国内の地域で医師の育成する総合診療研修が始まっています。

2021年から始まった第2フェーズでは、すでに研修病院となった病院が、モデルとなって総合診療研修を各地に広げていくことが、活動の柱のひとつとなっています。これまで8つの病院が総合診療研修の実施病院となっていますが、今回新たに7施設が認可を受け、合わせて15施設で総合診療研修が提供できるようになりました。

特にプロジェクトでは、モデルサイトであるオルホン県地域診断治療センターを中心に、周辺のボルガン県やフブスグル県でも総合診療研修が開始できるよう支援してきました。今回新たに加えられた7施設の中には、この2つの県の病院も含まれています。オルホン県の病院は、周辺県のなかでは規模の大きい地域の中核病院でしたが、ボルガンやフブスグル県の病院は、比較的規模の小さい病院です。この規模の県病院で総合診療研修が開始されるのは、ボルガンやフブスグル県病院が初めとなります。

今後、ボルガンやフブスグル県でも総合診療研修が実施される予定ですが、ただ単に研修を実施するだけではなく、本当に地域で求められている医療人材を育てることができるように、またそのことを通して、地域住民に必要とされている医療の提供が実現できるよう、教員の能力強化や研修管理体制の強化などを通じて、支援を続けたいと考えています。残された期間は1年ほどとなりましたが、モンゴルの方たちと共に作り上げてきた、次世代の医師を育てる仕組みが、確実にこの国に根付いていくよう、さらに継続して活動したいと考えています。

モンゴル国 医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
チーフアドバイザー 井上信明