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【看護】 モデルサイトのオルホン県では新人看護師研修の実施に向けた準備を行っています。

現在、オルホン県では6月6日に発令されたオルホン県保健局長令(A/46)に基づき、新人看護師研修の実施に向けたワーキンググループが設置され、オルホン県保健局とプロジェクトのモデルサイトであるオルホン県地域診断治療センター(以下、オルホン県RDTC)が中心となり、家庭保健センターや私立病院、療養所などの医療機関が協働しながらオルホン県全体で新人看護師研修を実施するための体制づくりを行っています。

2024年6月21日、オルホン県保健局及びオルホン県RDTCと共に新人看護師研修の実施に向けた看護職向けのセミナーが開催されました。今回のセミナーにはオルホン県内の医療機関から看護部、研修部、シニア看護師、新人看護師指導者などの看護師約60名が参加し、モンゴルの看護人材育成の動向及び新人看護師研修の概要、新人看護師への指導のあり方等について説明を受けました。

参加者の多くは新人看護師の指導経験を有し、かつ指導者養成研修修了者であることから、これから実施予定の新人看護師研修に対する関心が非常に高く、全員が真剣な表情で説明を聞く姿がとても印象的でした。また、看護師のコンピテンシー、クリニカルラダー、新人看護師研修が体系的に構成されていること、看護師の能力開発においては看護師個人の努力だけでなく組織の教育支援も重要であること、全職員で新人看護師を育てる組織風土づくりが大切であることが理解できたという意見やコンピテンシーやクリニカルラダーをもとに研修内容が良く検討されており自分たちもこのような研修を受けたいとの声も多く聞かれました。

今回のセミナーを通して新人看護師研修に対する看護関係者の理解と認識は深まったと考えられますが、今後は看護職だけでなく病院管理者を含む多くの医療従事者に新人看護師研修の重要性を理解してもらい、多くの関係者にご協力いただけるよう取り組む必要があると考えています。モデルサイトのオルホン県RDTCでは早速6月25日に開催された病院管理者会議において新人看護師研修の説明が行われ、新人看護師研修におけるオルホン県RDTCの役割、実施体制、評価方法などについて発表されました。今後は7月上旬にオルホン県内の医療機関の管理者を招集し、病院管理者向けのセミナーを引き続き開催する計画です。

新人看護師研修の実施に係るオルホン県での取り組みが他県のモデル事業となれるようワーキングメンバーをはじめ多くの関係者と共に実施に向けた準備を進めて参ります。

モンゴル国 医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
看護専門家 山本容子

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オルホン県新人看護師研修ワーキングメンバー

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新人看護師研修の概要を聞くセミナー参加者

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新人看護師の特徴や指導方法を議論する参加者

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オルホン県RDTCの病院管理者会議での説明