【看護】 モデルサイトの国立第2病院で新人看護師研修が始まりました。
2024年9月5日、これまでプロジェクトが支援を続けてきた国立第2病院で新人看護師研修が開始されました。オルホン県での研修開始を皮切りに、モンゴルの保健医療分野を牽引するウランバートル市内の3つの国立病院ですでに研修が実施されています。
研修オープニングセレモニーでは、保健省医療サービス局Khandarmaa看護担当専門官、保健開発センターNaransetseg看護卒後研修担当専門官、国立第2病院Tsogt-Ochir副院長、モンゴル看護協会Nyamsuren会長など多くの方々を迎え、35名の新人看護師の門出を祝いました。その後、新人看護師は研修オリエンテーションに参加し、プログラム概要をはじめ病院組織や看護部の紹介、看護師のコンピテンシーや新人看護師に求められる能力などについての説明を受け、研修前評価を行いました。
これまで第2病院では約2週間の新人看護師研修を実施していましたが、今年度からは保健開発センターで承認された国レベルの新人看護師研修プログラムに基づいて3ヶ月間の研修を導入しました。そのため、看護部では既存の研修プログラムと新しい研修プログラムの内容分析を行い、新人看護師に求められる能力を習得するための研修内容の検討を重ねながら計画立案、実施準備を行ってきました。日本人短期専門家をはじめ日本での看護研修でお世話になった方々のご支援、ご協力のもと新人教育の新たな一歩を踏み出すことができ、本当に嬉しく思います。
目をきらきら輝かせながら看護師人生を歩もうとする新人看護師たち。モンゴルの看護の未来を切り拓く彼らが一日も早く職場に適応し、自信をもって安全な看護ケアが提供できるようモンゴルの皆さんと共に支援して参ります。
モンゴル国 医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
看護専門家 山本容子
研修開会式の集合写真
期待を胸に入職した新人看護師たち
保健省医療サービス局Khandarmaa専門官による挨拶
国立第2病院Tsogt-Ochir副院長による挨拶
看護部について紹介するNatsagsuren看護部長
新人看護師歓迎会の準備を行う病院スタッフ
新人看護師に手渡された記念品