【助産】助産師の卒後研修強化ワーキンググループのワークショップを開催しました
2022年4月18日に保健大臣令により、助産師の卒後研修強化のワーキンググループが結成されています。ワーキンググループでは、助産師の卒後研修を強化するために指導者養成研修のカリキュラム開発・研修の実施、助産師の卒後研修ガイドラインの開発を目指して活動しています。
8月5日~7日に保健省、保健開発センターと協働し、助産師の卒後研修強化ワーキンググループのワークショップを開催しました。ワークショップの目的は、助産師の卒後研修ガイドラインのドラフトの作成と指導者養成研修の準備を行うことです。
ワークショップには、助産師の卒後研修ガイドラインのドラフトを作成するために、日本から短期専門家として国立看護大学校の日置智華子准教授に来ていただきました。日置専門家は、助産師のキャリアパスおよび卒後研修ガイドライン作成のための基礎的な知識の獲得とその過程、方向性について講義しました。ワーキンググループメンバーと地方で働いている助産師を含む助産師は、理想の将来の助産師について発表し、モンゴルの助産師のキャリアを検討しました。そして、これらを元に卒後研修ガイドラインのドラフトを作成しました。この卒後研修ガイドラインは、臨床現場で活用できるように12月の完成を目指して洗練していきます。
また、モンゴル国ではじめての助産師の指導者養成研修は、8月29~31日に実施予定です。この研修の講師となるファシリテーターは、助産師の中に3名が育成されています。ワークショップでは、3名の助産師のファシリテーターが講義の練習を行い、ファシリテーターを指導しているベテランのファシリテーターにご指導をいただきました。
今後もプロジェクトでは、モンゴルの皆様と助産師の卒後研修ガイドラインの作成及び助産師の指導者養成研修に向けて活動して参ります。
医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
専門家 池本めぐみ
開会式の後の集合写真
日置専門家の講義
新人助産師の教育について話し合う様子
新人助産師の1年目の現状
助産師のファシリテーターの講義の練習