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【看護】新人看護師研修を全国で実施するための支援活動を行っています

2024年8月にモンゴルで初めてとなる新人看護師研修(以下、新人研修)をオルホン県で開始して以降、多くの医療施設や県保健局から新人研修実施に関する相談が保健開発センターやモンゴル看護協会に寄せられていました。そこで、プロジェクトではモンゴル側カウンターパートの協力依頼に基づいて新人研修を全国で実施するための支援活動を行っています。

2024年9~10月には支援要請のあったウランバートル市内の医療機関(ウランバートル市保健局管轄の医療施設、保健省管轄下の外傷センター、輸血センター、感染症センター、がんセンター、皮膚疾患センター、精神疾患センター)をはじめ、地方13県の県保健局や総合病院、家庭保健センター、ソム保健センター等の看護専門官や看護師を対象に新人研修実施に向けたワークショップをカウンターパートと共に各地で計9回実施しました。

ワークショップでは、モデルサイトでの取り組みをもとにコンピテンシーベースの新人研修プログラムの計画立案(3ヶ月計画と日々の計画)、集合研修やOJT研修、ローテーション研修などの構成方法、実施体制の構築、評価方法、新人看護師や指導者のサポート等について説明を行いました。多くの施設には既存の新人研修プログラム(数日~2週間程度の計画)があるため、既存の内容とコンピテンシーベースの内容をうまく融合できるようサポートしながらグループで話し合い、各県/各施設の事情や特性に応じたオリジナリティある計画案の作成に取り組みました。今回実施したワークショップは様々な県や施設が合同で参加しており、それぞれの計画案を発表することで研修内容や方法に関するアイデアの共有やネットワーク構築につながる貴重な機会となりました。

今後はワークショップで検討した計画案を最終化し、各県/各施設で研修が実施できるようサポートすることが期待されています。カウンターパートと協働で今回のようなワークショップを実施することでプロジェクト終了後も保健開発センターやモンゴル看護協会が主体となりモデルサイトでの取り組みを全国に普及・拡大することで、すべての新人看護師への公平な研修機会の提供につながると考えています。プロジェクト活動終了まで残りわずかですが、新人研修が全国で実施できるよう可能な限りカウンターパートの活動をサポートしていきたいと考えています。

モンゴル国 医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
看護専門家 山本容子

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保健省管轄下の5施設合同ワークショップの集合写真

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保健省看護担当専門官の挨拶

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ウランバートル市保健局管轄下施設での合同ワークショップ

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モンゴルの看護人材育成の動向について説明する場面

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地方でのワークショップ参加者との集合写真(ザブハン県)

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県保健局長と参加者で計画案を議論する場面(アルハンガイ県)

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地方での4県合同ワークショップ
(参加県:ゴビアルタイ県、バヤンホンゴル県、ホブド県、オブス県)

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作成した計画案を発表し、アイデアを共有する参加者
(参加県:ダルハン県、セレンゲ県、トゥブ県)