DPUB2 ニュースレター9月号

1.  第2期ジョブコーチ・トレーナーが東京で養成研修に参加

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9月8日(金)~10日(日)の3日間、8名のジョブコーチ・トレーナーが「ジョブコーチネットワーク(JC-NET)ジョブコーチ養成研修(東京)」に参加し、ジョブコーチの方法論とトレーナーの役割について学びました。8名の多くは、過去にモンゴル版の同研修に参加したり、実際にトレーナーとして活動した経験がある方々でしたので、日本人受講者と同じペースで講義もグループワークも進めることができました。初日の午前は、障害者へ面談を行う就労アセスメントの実習に参加し、午後は企業との交渉のロールプレイを体験しました。夜は交流会にも参加し、日本全国で障害者就労支援を行う方々と楽しく意見交換や名刺交換をしました。2日目と3日目は、職務再構築の視点で障害者の1日の仕事を組み立てる演習、及び、分かりやすい教え方のロールプレイ等に参加しました。3日間の研修を通して、トレーナーはジョブコーチの支援プロセス(方法論)を自らのエピソードも交えて受講者に話すには、ジョブコーチとしての豊富な現場経験が不可欠だと実感したようです。またトレーナーの主な役割は、参加者から答えを引き出すのではなく、参加者からより多くの意見やアイディアを出すファシリテートであると気づいた、との声も挙げられました。8名は無事に3日間の研修を終え、JC-NET理事長の小川先生から修了証書をいただきました。モンゴルに帰国後、2期トレーナーは、1期トレーナーとも協力し、モンゴルで養成研修や入門セミナーを実施する予定です。

2.企業啓発人材育成2期生へのフォローアップ研修の開催

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DPUB2は、民間企業の人事担当者を対象に、モンゴルにおける障害者雇用を理解・促進するための企業啓発セミナーを開催しており、障害のある人を含め講師の育成に取り組んでいます。
2022年4月より、企業啓発人材育成研修第2期生がセミナー実施に向け研修を受けています。2023年9月14日に第2期生の第3回フォローアップ研修が開催されました。第1期生のファシリテーター2名が、第2期生に講義を行いました。
9月21日には第2期生の第4回フォローアップ研修が開催されました。本研修では、第2期生がリハーサルとして講義を行いました。各自が発表する中で、参加者同士が互いに学び合い、改善点をアドバイスし合いました。地方からの参加者は、オンラインで参加し、発表しました。
企業啓発チーム第2期生は、10月の10回企業啓発セミナーに、プロジェクト専門家と共同で講師として参加しました。

3.ドルノド県で企業啓発セミナーとジョブコーチ入門セミナーを開催

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ウランバートル市から東へ約700km、中国との国境に位置するドルノド県で、企業啓発セミナーを開催しました。セミナーには50名が参加し、入門セミナー参加者23名には修了証が授与されました。入門セミナー修了者は、障害者開発庁から助成金を受け、ジョブコーチ就労支援サービスを提供できるようになります。
2024年にかけ、DPUB2は地方でも障害者の就労が促進されるよう活動を続けていきます。