ラオカイ省にて有機シナモンの植林研修が行われました

2023年10月10日の記事で紹介したシナモン(カシア)について、プロジェクトでは堆肥づくりだけではなく、有機シナモンの植林も支援しています。11月1日には、プロジェクトのチーフアドバイザーやスタッフも参加の下、ラオカイ省バオイェン郡ビンイェン地区で18世帯の森林所有者を対象にシナモンの植林に関する研修を実施しました。参加者の多くは、シナモンの植林の経験はあるものの自己流の植え方をしており、専門家から技術的な指導を受ける機会は限られています。また有機でシナモンを栽培する世帯は少なく、より持続的なシナモン生産を促進するために今回の研修が実施されました。

同研修では、午前中に肥料の混ぜ方やシナモンを植える間隔について学んだ後、午後には植林や樹皮の剥離といった実際の作業を行いました。シナモンが成長するためには長い年月がかかりますが、成長の途中にも枝葉を業者に販売することができるため、継続して収入を得ることができます。また買取価格の向上のためには、シナモンの質を上げていくことも重要です。こうした研修を通じて、地域のシナモン生産がより持続可能な形態となり、産品の付加価値向上によって地域住民の収入が向上することが期待されています。

研修は講師との対話形式で進められた

研修は講師との対話形式で進められた

住民が研修で学んだことを発表している様子

住民が研修で学んだことを発表している様子

専門家が実際にシナモンの植林を行う様子

専門家が実際にシナモンの植林を行う様子

シナモンの樹皮を剥がす住民

シナモンの樹皮を剥がす住民

剥離したあとのシナモン樹皮

剥離したあとのシナモン樹皮

集合写真

集合写真