森林モニタリングソフトウェア(FRMS 4.0)を活用した、森林変化更新に関する能力強化研修を実施しました

当プロジェクトでは、森林保護局を対象にForest Resources Monitoring System(FRMS:森林モニタリングシステム)ソフトウェアと、データベースシステムのアップグレードおよび改良を支援しています。

プロジェクトで支援したFRMSの改良が完了し、森林保護局および FAO と連携して、森林変化を監視する同局職員の能力を強化するための研修が2カ所で実施されました。現在ベトナムで森林が存在する全60省の職員を対象とした全国規模の研修です。

研修は、森林保護局スタッフがFRMS 4.0システム上で森林情報の更新を行えるようになることを目的としています。これにより、中央レベルから地方レベルまで、改良したソフトウェア上で、森林変化データをスムーズに共有することができるようになります。

最初の研修は、2023年5月24日から25日までラオカイ省ラオカイ市で実施しました。ベトナム北部30省の省森林保護局と同30省を管轄する2つの地域事務所IおよびIIから約70 名が参加しました (各省から 2、3 名が参加)。

2回目の研修は、2023年6月15日から16日にラムドン省ダラット市で実施しました。南部および中央高原地域の30省の森林保護局、地域事務所IIIおよびIVから約75名が参加しました (各省 から2、3名が参加)。

研修を受講した森林官は、それぞれの省でFRMS4.0を活用した森林モニタリングを推進する主要なスタッフとなり、各省の郡やコミューンレベルの森林官にFRMS4.0を使用して森林変化を更新する方法を指導し、ベトナムの森林モニタリングの精度と品質の向上に貢献することが期待されています。

ラオカイ省での研修の様子1

ラオカイ省での研修の様子1

ラオカイ省での研修の様子2

ラオカイ省での研修の様子2

ラムドン省での研修の様子1

ラムドン省での研修の様子1

ラムドン省での研修の様子 2

ラムドン省での研修の様子 2