ソンラ省にて第三回合同調整員会(JCC)を開催しました

2024年2月27日、当プロジェクトの第三回合同調整委員会(JCC:Joint Coordination Committee)会合が開催されました。同会合はソンラ省のモクチャウ市内でおこなわれ、農業農村開発省(MARD)、対象地方省、JICA本部、日本人専門家等の関係者ら約60名が参加しました。

プロジェクトが活動対象にしている地方省はホアビン省、ソンラ省、ラオカイ省、トゥエンクアン省の4省ですが、各省からも農業農村開発副局長レベルを筆頭とした参加者が一同に集い、2023年度の活動結果及びに2024年度の活動計画について活発な議論が交わされました。各地方省の参加者からは、プロジェクトによる支援に謝意が述べられると共に、各地方省で今後期待される活動についての意見が寄せられました。また、プロジェクトでおこなわれた活動を他の地域にもモデルケースとして広げていきたい、との発言もありました。あわせて、各省の森林所有者からは、供与された苗の成長速度がとても早く、現地のニーズとも一致しているため、今後もプロジェクトによる更なる活動を歓迎するとの声が聞かれました。

閉会の挨拶では森林プロジェクト管理委員会(MBFPs)副委員長より挨拶があり、「来年度はプロジェクトの残りの予算と期間を踏まえ、優先順位をつけながら活動を実施していく必要がある。これからも様々なスキームを活用しながら地域の発展に寄与していきたい」と締めくくりました。

JCCでの議論を踏まえ、プロジェクトでは関係諸機関との議論を継続し、2025年5月のプロジェクト活動終了を視野に入れながら、2024年度の活動計画を決定する予定です。

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挨拶を行うMBFPs副委員長

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2024年度の活動計画を発表する高橋チーフアドバイザー

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ホアビン省農業農村開発副局長

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ソンラ省農業農村開発副局長

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本邦研修にも参加したことのあるラオカイ省農業農村開発副局長

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トゥエンクアン省農業農村開発副局長

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JCC参加者の集合写真