大アビジャン圏母子保健サービス改善のためのココディ大学病院整備計画

The Project for the Development of the University Hospital Center of Cocody for the Improvement of Maternal and Child Health Care Services in Greater Abidjan

実施中案件

国名
コートジボワール
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
保健医療
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2019年10月~
供与額
41.63億円

プロジェクト紹介

コートジボワールでは内戦及び政治的危機の影響により、保健医療サービスを含む基礎的社会サービスの提供体制が著しく悪化しました。特に母子保健指標では、妊産婦死亡率、新生児死亡率がサブサハラ平均より高くなっています。大アビジャン圏をカバーする三次医療施設の一つであるココディ大学病院は、施設等の老朽化が著しく、特に分娩部門では医療機材(超音波診断装置等)の不足、不十分な衛生状態、自動水栓の欠如、酸素の供給が一部病室に限られるなど、高度な医療サービスを必要とする妊産婦及び新生児に適切な治療が提供できていません。本協力は大アビジャン圏において、ココディ大学病院の産科、新生児科等の拡張及び機材整備を行うことにより、同病院の母子保健サービスの改善を図り、大アビジャン圏の母子保健サービスの改善を通じたコートジボワールの安全で安定した社会の回復に寄与します。

協力地域地図

大アビジャン圏母子保健サービス改善のためのココディ大学病院整備計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 既存の病院本館全景(1970年に開業)。 

  • 建設候補地。奥に受変電室、医療ガス機械室があり、建設に際し、受変電室の移設、既存施設等の撤去が必要である。 

  • 外来棟の産前検査室。機材が老朽化している。 

  • 本館ICU室。修理待ちの患者監視装置を保管している。 

  • 2022年12月に完工した母子保健棟。救急外来、手術室、分娩室の他、約150床ほど収容能力を持つ。 

  • 2022年12月に完工した母子保健棟全体の様子。 

  • 開所式の様子。在コートジボワール日本大使の他、コートジボワール首相、保健大臣などが多数参加。 

  • 開所式の様子。在コートジボワール日本大使の他、コートジボワール首相、保健大臣などが多数参加。  

  • 母子保健棟の手術室。 

関連情報