ヤンゴン河航路標識改修計画
The Project for the Rehabilitation of Vessel Traffic Navigation Aids in Yangon River
実施中案件
- 国名
- ミャンマー
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 運輸交通
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2020年7月~
- 供与額
- 13.99億円
プロジェクト紹介
ミャンマーでは、近年の顕著な経済成長に伴い、港湾での貨物取扱量が増加しています。特にヤンゴン港は、ヤンゴン地区及びティラワ地区の港湾やアクセス道路などのインフラ整備の進展によって貨物取扱能力が強化され、ミャンマーの物流拠点として今後一層重要な役割を果たすことが期待されています。しかし、ヤンゴン河の河口からヤンゴン港までの航路は、狭い川幅と強い潮流の自然条件に加え、不十分な航路標識や未整備の航路管制システムにより、航行リスクが高く、船舶の衝突や座礁事故がしばしば発生しています。また、夜間の船舶航行支援施設が未整備であるため、航行は日中のみに制限され、ヤンゴン港へのアクセスのボトルネックとなっています。本案件では、航路標識や気象海象観測所の整備を行うことにより、ヤンゴン河での船舶航行の安全性向上とミャンマー国内外を結ぶ物流の効率化を図り、同国の貿易の活性化に寄与します。