プロジェクトニュース　Vol.7

7月に今後の郡病院での継続的質改善活動を見据えて、郡保健局、郡病院のスタッフを対象とする、保健医療施設評価の国家基準（5 goods 1 satisfaction standards：5G1S基準）を用いた評価を実施する評価者を養成する研修を南部4県（チャンパサック、サラワン、セコン、アタプー県）で実施しました。研修は、昨年の10月にプロジェクトが支援した評価者養成研修を受講した評価者を講師として実施され、県の実情に合わせて、複数の郡スタッフが１つの郡病院に集まる、もしくは、県内の各郡病院を回る形式で開催されました。研修では、5G1S基準に基づいた医療施設の評価方法について学ぶことで基準の理解を深めるとともに、5G1S基準を用いた評価を実際に研修が実施された郡病院で行いました。質改善の専門家は、その研修に同行し、研修実施や郡病院の評価について支援しました。評価結果の取りまとめについても、今後プロジェクトで支援していく予定です。
本研修終了後、各県では、県保健局が研修生に対して修了証を渡しました。今後は、この新たな郡レベルの評価者が自分たちの保健医療施設の評価をし、質改善活動を継続的に実施していきます。

また、評価の実施記録や結果の取りまとめなど質改善活動をスムーズに進めていくため、保健省、南部４県に対して、ノート型パソコンを供与しました。