プロジェクトニュース Vol.9

継続的質改善(CQI)活動モニタリング(成果1)

県レベルでの継続的質改善(CQI)活動については、保健省治療リハビリテーション局(DHR)の担当者とアタプー県及びセコン県を訪問し、県病院のCQI活動の進捗をモニタリングしました。また、第2回「4県のCQI活動に関する、保健省・4県間経験共有会議」をオンライン開催し、患者接遇に関わる改善活動と保健省の動向について知見共有しました。今後のCQI活動を見据えて5G1S基準やCQIに関する理解を県病院のスタッフ間に広めるため、5G1S 基準に基づく評価者研修をセコン県・アタプー県で、CQI活動に関する研修をチャンパサック県で開催・支援しました。加えて、4県の県病院質改善委員会開催を支援しました。

郡レベルでのCQI活動については、県チーム(県保健局、県病院)による郡病院へのCQI活動導入研修を先月実施したサラワン県では県チームがモニタリングを行い、3カ月間の活動の振り返りを郡病院スタッフと一緒に行い、それに基づく次回活動計画指導を行いました。アタプー県・チャンパサック県では郡病院への導入研修が開始され、セコン県では1月に振り返りを行う予定です。

CQIモニタリングの様子

CQIモニタリングの様子

CQIモニタリングの様子

CQIモニタリングの様子

5G1Sに基づく評価者研修

5G1Sに基づく評価者研修

患者安全研修開催(成果1)

患者安全に関する活動については、10月中旬から12月中旬まで短期専門家が、サラワン県・セコン県・アタプー県の各県・郡病院に対する患者安全研修を実施しました。また、各病院の患者安全委員会の年間活動計画についても議論しました。チャンパサック県・サラワン県・セコン県の県病院にて第1回患者安全委員会の開催を支援し、年間活動計画策定と承認及び必要な技術的支援を話し合いました。セコン県県病院では、スタッフを対象とする第1回院内患者安全研修開催を支援しました。  

患者安全研修

患者安全研修

患者安全研修

患者安全研修

健康保険関連事務に対するスーパービジョン実施(成果2)

国家健康保険局(NHIB)、県保健局による郡の健康保険関連事務に対するスーパービジョンをサラワン県で11月下旬より開始しました。はじめの1週目については、NHIBによる実施を経て、NHIBの指導の下で県保健局がスーパービジョンを行い、2週目以降は県保健局が単独でスーパービジョンを進めます。活動の中で、健康保険担当スタッフらに対するチェックリストに基づいた確認、保険担当部署における書類の確認や日常業務での課題の聞き取りを行い、課題の分析と改善に向けた意見交換が行われました。同様のスーパービジョンをNHIBチームの訪問を受けてアタプー県、セコン県でも実施しました。

健康保険関連事務に対するスーパービジョン

健康保険関連事務に対するスーパービジョン

健康保険関連事務に対するスーパービジョン

健康保険関連事務に対するスーパービジョン

会計ソフトウェア(Ban Chi Lao)の研修実施(成果2)

保健省計画財務局(DOPF)は、郡保健局及び郡病院の会計担当者に対する会計ソフトウェア(Ban Chi Lao)の研修に加えて、資産管理(国有財産)及び施設ごとの支出計画の作成に関する部分をBan Chi Lao研修に統合し、サラワン県で実施しました。チャンパサック県については、スケジュールの都合により、Ban Chi Lao研修のみ実施しました。

DOPFによるBan Chi Lao研修

DOPFによるBan Chi Lao研修

合同会議開催

成果1と成果2に関する合同会議を、それぞれ第3回、第4回とし、成果1は、セコン県で、成果2はチャンパサック県(パクソン郡)でそれぞれ開催しました。実施済みの活動の振り返り、来年の活動計画の検討、該当するPDM改定案等の事前合意等について意見交換を行い、第2回JCC会議の準備を行いました。

第3回合同会議(成果1)

第3回合同会議(成果1)

第4回合同会議(成果2)

第4回合同会議(成果2)