プロジェクトニュース Vol.16
国家質基準を活用した評価ツールに関する活動(成果1)
保健省治療リハビリテーション局(DHR)にて進められていた、国家質基準を用いた評価ツールの改訂が完了し、発表されました。これは、QHCFプロジェクトにおける南部4県での知見をもとにした推奨と、LuxDev Lao/035プロジェクト(ルクセンブルグ開発協力庁による保健栄養プロジェクト)からの提案をもとに、DHR内部で昨年から検討が進められていたものです。改訂の発表に伴い、本評価ツールに関する南部4県対象の研修をプロジェクト最後の研修として実施しました。
改訂版評価ツールについて保健省からの講義
改訂版評価ツールの周知会議にはプロジェクトダイレクターである局長も参加
質改善や患者安全に関する活動(成果1)
郡病院で実施した継続的質改善や患者安全の活動を、県・郡の関係者とともに振り返るレビュー会議を県単位で開催しました。
また、県・郡レベルで実施してきた継続的質改善(CQI)活動の知見をまとめた” Implementing Continuous Quality Improvement (CQI): Guide for Practical Applications and Outcomes in Four Southern Provinces”を2月末に発行しました。
さらに、患者安全に関する活動をまとめた“Patient Safety Situational Report in Health Facilities ”を3月下旬に発行します。
セコン県でのレビュー会議の様子
サラワン県での患者安全・レビュー会議の様子
アタプー県でのレビュー会議の参加者
チャンパサック県でのレビュー会議の参加者
完成した冊子:Implementing Continuous Quality Improvement (CQI): Guide for Practical Applications and Outcomes in Four Southern Provinces
完成した冊子の譲渡
完成した冊子:Patient Safety Situational Report in Health Facilities
健康保険および会計/病院財務に関する活動(成果2)
各県で郡対象の会計/病院財務・健康保険レビュー会議を行いました。各県・郡の保健局・病院が、プロジェクト終了後も含めて2025年に実施する活動計画の策定を会議内で行い、活動計画が記載されたカレンダーを各県内、およびDOPFと共有しました。
また、健康保険スタッフ向けQ&A集も最終化に向けて作業しています。
チャンパサック県での会計/病院財務・健康保険レビュー会議の参加者
各県で作成した活動計画カレンダー
離任表敬訪問(全体)
3月26日のプロジェクト完了に先立ち、2月下旬から3月上旬にかけて南部4県への離任表敬訪問を実施しました。各県において、県保健局長は県保健局および県病院関係者の前で、QHCFプロジェクトで実施された活動の継続に対するコミットメントを表明しました。
3月中旬には保健省へ表敬訪問を行いました。帰国前にJICA事務所にて最終報告会を実施する予定です。
アタプー県保健局での最終表敬訪問の様子
アタプー県病院での最終表敬訪問の様子
セコン県での最終表敬訪問の様子
サラワン県での最終表敬訪問の様子
チャンパサック県での最終表敬訪問の様子
チャンパサック県にてラオスの伝統バーシーセレモニー
保健省での最終表敬訪問の様子
保健省での最終表敬訪問の様子