プロジェクト合同評価会議開催
2025年6月11日、プロジェクトの終了に向け、ガーナ国教育省、財務省、日本国大使館等の関連機関を招いて、プロジェクトの合同評価会議が開催されました。
2022年7月に開始された「野口記念医学研究所安全・質管理向上プロジェクト」は、3年間の実施期間中順調に成果を重ねました。大きな成果として昨年9月にはISO15189:2022 の評価を受け、12月にその認証を取得し、さらに、本年3月にはバイオセーフティレベル3の実験施設がアフリカCDCの評価を受け、高得点でグレード4評価(最高点はグレード5)を取得しました。プロジェクト完了後も野口研がこの品質管理システムを維持、さらには発展させていくこと、またそのために、財源の確保や職員のモチベーションの維持向上に努めることなどが確認されました。
品質向上のための挑戦は、まだ始まったばかりともいえます。3年で見える成果を上げたことは大変大きいことですが、これからそれを維持していくことの方がおそらく何倍もの努力や資金が必要になってくることでしょう。品質向上はその先の顧客満足、野口研で言えば研究パートナーからの評価や、研究成果の質につながっていきます。また、野口研で働く職員の満足度や安全にもつながるものです。野口研の品質向上の旅が今後も続いていくこと、そして研究成果の質の向上が、アフリカ域内の医学研究機関とのさらなる研究協力に繋がっていくことを願います。
野口研所長 歓迎のあいさつ
日本国大使ごあいさつ
JICAガーナオフィス代表者ごあいさつ
プロジェクトチーフによるプロジェクト成果発表
野口研品質室長によるプロジェクト評価概要の説明
会議参加者全員の集合写真