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ラボマネジメントの活動を紹介します5 在庫管理活動編

今回はラボマネジメントの活動の中から在庫管理について紹介します。

  • オムライスを作ろうと思っていたのに調理の途中で卵を切らしていたことに気づき、ただのチキンライスになったことはありませんか?
  • カレーを作ろうと思ってジャガイモ、玉ねぎ、にんじんを炒めた後にカレールーが無かったことに気づき、肉じゃがに変更したことはありませんか?

料理と実験は似ているとはよく言ったものの、必要な材料(実験消耗品)や調味料(試薬)の在庫管理ができていなければ、予定していた作業や期待していた結果が得られなくなってしまうのも共通です。ただ、料理の際には材料や調味料が少々足りなくとも別のメニューにアレンジすることが可能ですが、実験や検査では貴重な試料や高価な試薬が無駄になってしまったり、正確な結果が得られなくなってしまったりします。

毎日の検査業務や研究課題のための実験をスムーズに実施するためには、ラボ内で使用する物品や試薬の在庫管理は不可欠です。各物品の毎月の在庫量や使用量を把握・記録しておくことで、次年度の調達計画も容易に立てられますし、使用期限のある試薬などは在庫量や使用量を把握しておき調達量を調整することで試薬の期限切れを最小限に留めることができます。また、ザンビア国立公衆衛生研究所レファレンス・ラボラトリー(ZNPHRL)のような公衆衛生対応を担う機関では、感染症のアウトブレイクなど緊急時に迅速に対応するために、常に検査室全体の物品や試薬の在庫状況を把握しておかなければなりません。日頃から検査室全体の在庫状況を正確に把握しておくことで、いざというときに追加で入手しなければいけない物品の種類や数を速やかに算出し調達部門に伝えることができ、迅速な公衆衛生対応が可能となります。

ZNPHRLの在庫管理オフィサーの仕事は(1)納品受け取り、(2)受け取った物品の保管、(3)職員からのリクエストに基づいた払い出し、(4)ザンビアの各州・郡の保健所・病院等への物品の配布・譲渡、(5)定期的な在庫の目視確認、(6)在庫状況や払い出しの記録作成・保管など、在庫管理に関する実務です。プロジェクトではこれら在庫管理オフィサーの業務が円滑に進むよう、在庫管理室の5S-KAIZEN†活動の支援や在庫管理作業の効率化等の支援を行っています。

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【在庫管理オフィサーと専門家が在庫管理部屋の整理整頓を実施中】

†5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」を意味し、短期間で成果を可視化できる身近な職場環境の改善から始めることで、職員自身が働きやすさを実感しながら、職員・職場の質改善活動に対する意識や態度をポジティブに変容させるための手法です。
独立行政法人 国際協力機構.“5S-KAIZEN-TQMとは”. (2024-11-29 アクセス)