アフリカ地域南北回廊における円滑なOSBP運営管理能力強化プロジェクト
The Project for Capacity Development for Smooth Operation of OSBPs on the North-South Transport Corridor
実施中案件
- 国名
- ザンビア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 経済政策
- 協力期間
- 2020年12月~2025年3月
プロジェクト紹介
OSBPは、内陸国境を越境する際に両国それぞれで行われていた手続きを1か所で行えるようにすることで、人やモノの効率的な移動を可能にする取り組みです。南部アフリカに位置するザンビア、ジンバブエ、ボツワナはいずれも内陸国であり、物流における長い輸送時間と高いコストが課題となっています。南アフリカ共和国の主要港であるダーバンからザンビアの首都ルサカへと続く南北回廊は、南部アフリカ地域における物流網の主要回廊に位置付けられ、国境のOSBP化と機能・運用の改善による貿易円滑化が期待されています。本事業は、ザンビア・ジンバブエ・ボツワナ・南アフリカの国境において、OSBPの運用マニュアルの策定、及び国境職員の能力向上を行うことにより、OSBPにおける通関手続きの改善を図り、これをもって南北回廊における貿易円滑化を目指します。
(1)上位目標:南部アフリカ地域や他地域における OSBP の推進を通じ、南北回廊における貿易が促進される。
(2)プロジェクト目標:対象 OSBP サイトにおける通関手続きが改善される。
(3)成果
成果1:対象 OSBP における運営体制が確立され、同体制により対象 OSBP が適切に運営・モニタリングされる。
成果2:税関を含む国境職員その他関係者の能力向上を通じて、対象 OSBP 向け OSBP 手順マニュアルが策定/改訂され、実際に活用される。
成果3:OSBP 運用化の教訓が南部アフリカ地域の他の OSBP 運用化に携わるステークホルダーと相互に共有される。