気象気候分析に関する能力向上プロジェクト
The Project for strengthening the capacity of weather and climate services
実施中案件

- 国名
- バングラデシュ
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 水資源・防災
- 協力期間
- 2022年9月~2026年3月
プロジェクト紹介
国土の大部分が低平地で、洪水・サイクロンなどの自然災害が多発しているバングラデシュ。バングラデシュ気象局(BMD)は、気象情報だけでなく、地震や津波に係る情報も含めて政府・関連機関や国民に対し提供する政府機関であり、24時間体制で観測、予測及び予報を行っています。しかし、実際の観測値による校正が十分ではないために気象レーダーによって得られたデータを十分に活用できておらず、また、気象予測も予報官によって予報にバラつきがあるなどの問題もあります。
本事業は、バングラデシュにおいて、気象観測機器の適切な運用・維持管理、それら観測機器から得られる情報を基にした気象解析・予報とその発信及びBMDの中長期計画を策定することにより、BMDの気象観測、予報及び情報発信に係る能力の向上を図ります。これをもって災害対応のための情報提供力の向上に寄与するものです。
【上位目標】
バングラデシュ国において、改善された気象情報及び予報が継続的に提供され、災害対応のための情報提供力が向上する。
【プロジェクト目標】
BMDの気象観測、予報及び情報発信に係る能力が向上する。
【成果】
成果1:地上及び高層気象観測の能力が改善される。
成果2:気象レーダーの運用とデータ解析の能力が改善される。
成果3:気象解析と予報に関する能力が改善される。
成果4:気象情報の発信能力が改善される。
成果5:気象観測・予報・情報発信業務向上のための中長期計画(ロードマップ)が策定される。