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プロジェクトニュース第5号(持続的な伐採事業実施のための森林公社職員研修)

パプアニューギニアでは、持続的な伐採事業の実施のため、「伐採事業の手続き等を定めたPMCP ※1 」及び「伐採事業の実施規範を定めたLCoP ※2 」の2つの重要な規則があります。具体的な運用としては、伐採事業体はこの規則に従い伐採や路網開設等の伐採事業を実施、森林公社はこの規則に基づき事業体の事業実施をモニタリングしています。

当プロジェクトでは、2023年9月から2024年3月にかけて、森林公社職員の伐採事業モニタリング能力向上を図るため、3回の研修を実施し、全国から合計72名の研修生 ※3 が参加しました。

研修では、PMCP及びLCoPの講義、伐採事業現場でのモニタリング実践を行うとともに、研修生のグループ分けを行い、各グループによる現場モニタリング結果の発表、持続的な伐採事業推進のための意見交換などを行いました。

研修生からは、「1996年以降、モニタリング研修が無く、本研修は知識の更新に役立った」、「2020年に改訂されたLCoPについて、初の公式研修であり有益であった」、「森林公社採用後、はじめてのモニタリング研修で貴重な学習の機会であった」、「現場実践で同じモニタリング業務をしている森林公社職員と意見交換できたのは貴重」、「JICAが開発した無料アプリによるモニタリングツールは我々のモニタリング能力を向上させる」、「日本、JICAの皆様に心から感謝する」等の多くの好意的な研修評価が寄せられました。一方、「より深い理解のためには、5日間という日程は短すぎる」、「持続的な伐採事業の実践には、森林公社職員だけでなく、伐採事業体に対する同様の研修が必要である」等の課題も寄せられました。

プロジェクトでは、今後、PMCP及びLCoPに基づき伐採事業を実施する事業体に対する研修を計画しています。PMCP及びLCoPに関する研修の実施を通じて、森林公社のモニタリング能力、伐採事業体のLCoP等の遵守を高め、パプアニューギニアでの持続的な伐採事業の実践を目指しています。


※1 “Planning, monitoring and control procedures for natural logging operations under timber permit”:「木材許可に基づく天然林伐採の計画、モニタリング、管理手順」
※2 ”Logging Code of Practice”:「伐採規範」
※3 研修実施地区・参加者数(研修生)内訳

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研修の様子

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第1回研修の開会式。Mosoro森林公社総裁、松岡JICAパプアニューギニア事務所長等が出席。

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PMCP及びLCoPの講義

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現地研修(路網計画のモニタリング)

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グループワーク