第3回、第4回訪日研修参加者を対象としたフォローアップセミナーを実施
2024年9月16日、当プロジェクトの第3回、第4回訪日研修参加者を対象としたフォローアップセミナーをハノイ市内にて開催しました。
セミナーの前週9月8日にハノイ北部へ直撃した超大型台風「ヤギ」の被害の影響により、該当地域所属の参加者6名はやむなく欠席しましたが、昨年を上回る25人が参加しました。
セミナーでは、カウンターパート機関であるベトナム共産党中央組織委員会(CCOP)ヴー・タイン・ソン研修訓練局長とJICAベトナム事務所平岡久和次長が共同議長を務めました。日本からは、訪日研修の講師を務めていただいた明治大学より菊池端夫教授、上子秋生立命館大学特別任用教授、佐々木一如常磐大学准教授が出席しました。
セミナー午前の部では参加者が研修で学んだことの活用状況や課題を共有し、先生方からコメントや日本での参考事例の共有をいただきました。また本プロジェクトの研修アドバイザーである中邨章明治大学名誉教授からは、日本からオンラインでアドバイスをいただきました。
午後の部では、事前に参加者が選択した3つのテーマ「都市開発」、「行政改革」、「廃棄物処理」に基づき、各テーマ2グループ、計6グループに分かれ、グループ内で議論した後、その結果を発表する形式で行われました。先生方からはグループ内討議中、各グループを周りながら助言をされた他、参加者同士での議論を通し多くの気づきがありました。
翌日は上子特別任用教授、CCOPソン研修局長、JICA事務所、プロジェクト専門家が4回目の研修に参加した、ヴー・スアン・チュオン氏が副委員長を務めるハノイ市ロンビエン区人民委員会を訪問しました。訪問先ではグエン・マイン・ハー人民委員会委員長の歓迎を受け、チュオン氏が帰国後研修で学んだ内容が盛り込まれている地域整備事業計画の発表があり、ハー委員長からも研修の成果が地域の発展に役立っているとの感謝の意が示されました。
CCOPソン研修訓練局長による開会挨拶
帰国研修員からの状況報告
グループに分かれての討議に菊池教授がアドバイス
フォローアップセミナー集合写真
ハノイ市ロンビエン区、グエン・マイン・ハー人民委員会委員長の歓迎
帰国研修員チュオン氏の発表