第6回訪日研修を実施

2025年2月9日から3月8日にかけて、ベトナム国内11地方省、3中央直轄市から集まった副局長級・課長級の若手リーダー計15名を対象に計28日間の訪日研修を実施しました。今回は本プロジェクトにおける最後の訪日研修となります。

本研修は、日本側協力機関として、日本国際協力センター（JICE）及び明治大学に企画・実施いただいており、研修は「講義」、「視察」及び「レポート発表・ディスカッション」から構成されています。

研修員は全員同じ研修プログラムに参加しますが、全メンバーは２グループに分かれ、それぞれ参加者の関心に基づき４つのテーマを与えられ、研修中の学びや帰国後の活用計画について最終報告会で報告をしました。Aグループは「日本の行政改革・地方分権」、「都市開発」、「日本の観光都市政策」、「DX（デジタルトランスフォーメーション）」を、Bグループは、「人事行政」、「廃棄物処理・ゴミ処理」、「地方財政」、「DX」についてのテーマです。

研修では各講義の他に東京都、神奈川県、千葉県、愛知県、山梨県に位置する自治体や民間事業者を計10か所視察し、自治体５市全てにおいて市長表敬及び意見交換の機会が設けられました。異なった地方の首長や自治体幹部・職員らとの意見交換を通じて、自治体行政への理解を更に深める大変貴重な機会となりました。

現在ベトナムではかつてない規模で中央および地方機関の統廃合や、地方行政単位の再編成が進められています。これまでの研修を通じて得られた日本の知見が、地方リーダーである研修参加者の益々の活躍に貢献することを期待します。