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Can Tho大学生がプロジェクト対象農協を訪問視察しました(2025年2月7日)

ベトナム南部のメコンデルタ地域の拠点大学であるCan Tho大学では、産官学連携による教育・研究を行い、多くの産業人材を育成・輩出しています。Can Tho大学にて「気候変動と持続可能な熱帯農業」と「気候変動とデルタ管理」を学ぶ修士課程の学生23名が、プロジェクト対象農協であるハノイ市のChuc Son安全野菜果物協同組合(以下「農協」)を訪問しました。

農協の代表者は、農協の概要説明の後、農薬・肥料の管理、灌漑システム・ネットハウスの導入、記帳ソフトの活用状況など幅広い取組を紹介しました。同農協では、昨年9月の大型台風による被害後、積極的に復旧活動に取り組み、コンポストや苗作りにより生産量や農協収益も着実に伸びています。安定した生産量を確保するために、年間を通じて栽培が出来る作物生産を心がけており、農協メンバーに対して農業資機材の割引販売や農産物の定額買取なども行っています。これらの農協の取組は、地域の発展や持続可能な農業に貢献しており、好事例として多くのメディアやセミナー等で紹介されてきました。

訪問視察に参加した学生からは、コメと野菜の転作にかかる農業政策、気候変動の影響と対策、地域の水資源管理と水質検査の状況、コンポスト作りと病害虫管理等、多くの質問が寄せられました。農協の代表による説明に対して、真剣にメモをとる学生の様子が印象的でした。

今回の訪問は、ベトナム北部紅河デルタ地域の気候変動と持続可能な農業の取組について学ぶことを主旨とするスタディツアーの一環として企画されたものであり、JICA技術協力「気候変動下のメコンデルタ地域における持続可能な発展に向けた産官学連携強化プロジェクト」の支援により実施に至りました。スタディツアーに参加する学生は、革新的な農業モデルの適応性、土壌と物理的条件の制限要因、農業生産と環境(自然災害、天候、政策、品種、価格など)による課題を認識し、実践的な課題解決法を学ぶことが期待されています。
今回のスタディツアーを通じて、各プロジェクトが得た知見や経験を活かし相乗効果が生まれるよう、今後も定期的にプロジェクト間の情報交換や連携を継続したいと思います。

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農協による説明

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参加学生からの質問

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圃場での質疑応答

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農協前で記念撮影