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ベトナム国家農業大学の学生がプロジェクト対象農協を訪問視察しました(2025年5月12日)

ハノイ市PPMU(Provincial Project Management Unit)は、コミュニケーション活動の一環としてベトナム国家農業大学(Vietnam National University of Agriculture)にて農業経済や農業政策を専攻する学生を対象に、「生産現場でのハイテク技術適用による安全野菜製品の識別に関するセミナー」を企画しました。本セミナーの開催趣旨は、ハイテク技術適用や農作業のデジタル化による安全な野菜の生産プロセスを学ぶことで、健康かつ安全な農産物を選択・消費すること、ひいては地域農業への理解促進・振興に繋がることです。

総勢約40名の学生と教員は、プロジェクト対象農協であるハノイ市のChuc Son安全野菜果物協同組合(以下「Chuc Son農協」)を訪問し、野菜圃場、収穫後処理施設、コンポスト製造施設などを視察しました。農協の代表者は、農薬・肥料の管理方法、生産履歴管理ソフトによるトレーサビリティなど具体的な事例を紹介し、JICAプロジェクトを通じた栽培技術、食品安全管理、マーケティングの活動成果を説明しました。

現場視察後、参加者はセミナー会場に移動して関係者間で意見交換や質疑応答を行いました。参加した学生からは、Chuc Son農協が導入している生産履歴管理ソフトの使用にかかる費用、農業普及センターのハイテク促進政策、日本など先進国のハイテク技術の導入事例の共有など多くの質問や意見が挙げられました。
PPMUは農協のハイテク技術導入を普及促進する支援策や農業デジタル化に向けた科学技術開発に関する政策等について説明し、とりわけChuc Son農協では先行して積極的な技術を導入し、活用していることを伝えました。
Chuc Son農協の代表は、ハイテク技術の導入には初期投資が必要かつ農家がそれら技術を使いこなせる十分な能力を養わなければならないものの、ハイテク技術は経営改善や事業効率化など多くの面で恩恵をもたらしていると話しました。加えてChuc Son農協では、農業やハイテク技術に関する知識と関心を持つ若者と一緒に農業振興に関わることを歓迎することを伝えました。

今回のセミナーはPPMUのイニシアティブにより企画され、実施に至りました。参加学生、教職員、受入れ農協や周辺農家、農業普及センター職員にとって、農業現場での知識や経験の共有、学生の視点からの意見と気づき、農業普及を担う役割と期待の再認識など、多くの収穫があり、次年度以降もこのようなセミナーを継続開催したいとの声があがりました。プロジェクトでは、今後もこのようなパートナーシップ連携イベントが効果的かつ充実したものとなるよう、カウンターパートと協力して関係者間のネットワーク作りを促進します。

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野菜圃場の視察

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コンポスト製造施設の視察

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PPMUによる説明

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農協代表による説明

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学生からの質問

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学生からの質問

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教員による挨拶

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集合写真