小規模農家のためのキャッサバ・バリューチェーン改善プロジェクト
Project for Upgrading Cassava Value Chain for Small-scale Farmers
実施中案件
- 国名
- カメルーン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 農業開発/農村開発
- 協力期間
- 2025年1月~2029年1月
プロジェクト紹介
カメルーンにおいて、農業は経済・生計の根幹をなす産業です。農家の多くは小規模経営であり、小規模農家による農業生産は国内の食料供給を支える上で重要です。本案件で支援対象とするキャッサバは、カメルーンにおける基幹作物として国内のほぼ全域で栽培されており、「経済構造転換を牽引する戦略的作物」として農家の所得向上と産業化の推進が期待されています。
一方で、キャッサバを栽培する小規模農家の生産性が低く、併せて販売に繋がる安定した販路の確保も課題となっています。このため、カメルーン農業開発研究所(IRAD)は熱帯農業研究所機関(IITA)と共同で、改良品種の研究や、防除技術の開発、農業・農村開発省(MINADER)の普及員に対する技術指導等に取り組んできました。また、過去のJICAの協力によって、東部州ではキャッサバの改良品種、土壌管理技術の向上を通じた生産性の改善、加工技術の導入や販路開拓を通じた収入向上が確認されています。こうした成果を国内の他地域へ普及展開させるためには、各地の多様な市場ニーズに対応した生産技術と品質管理の定着、安定した市場関係者との販売ネットワークの構築が引き続き課題となっています。
本事業は、カメルーンの中央州、南部州、東部州において、キャッサバのバリューチェーンの各工程(生産、加工、販売)の技術普及パッケージを策定するとともに、IRAD職員及びMINADER職員の普及・指導能力を強化することにより、対象農家のキャッサバ生産・加工技術の水準を底上げし、もって対象地域におけるキャッサバ・バリューチェーンの改善に寄与するものです。
【上位目標】
本事業で開発したキャッサバの生産・加工・販売に関する技術普及パッケージが対象3州内で普及・展開される。
【プロジェクト目標】
キャッサバの生産・加工・販売に関する技術普及パッケージが開発され、対象農家に適用されることにより、キャッサバのバリューチェーンが改善される。
【成果】
成果1:キャッサバのバリューチェーン(生産、加工、販売)の改善に向けた状況の評価が行われ、ニーズが明確になる。
成果2:プロジェクトが推奨するキャッサバの生産技術が対象農家で実践される。
成果3:プロジェクトが推奨するキャッサバの加工技術が対象農家で実践される。
成果4:プロジェクトが推奨するキャッサバの販売の取り組みが対象農家で実践される。
成果5:IRADやMINADERを含む関係機関の間でキャッサバ・バリューチェーン改善活動を促進するための連携体制が構築される。
協力地域地図

