「国際子どもの権利保護デー」イベントに参加しました。
ドンドゴビ県知事室が主催し、子どもの権利の保護に取り組む14の機関が出展するイベントが、6月1日に開催されました。
6月1日の国際子どもの権利保護デーを機にこのイベントが実施され、ドンドゴビ県教育局とJICA学校給食プロジェクトが「栄養のある給食と牛乳プログラム」を紹介するためのブースを立ち上げ、4つの年齢層に分け、QRコードを使用して食育関連の豆知識テストを実施したり、給食に関連する教材を展示したり「ミルクプログラム」や食育の重要性を訴える周知活動を行いました。
ミルクプログラムは、県庁、ソム庁、保護者の協力により、週に3日、小学校での給食にミルクが提供されるというもので、知事と副知事の強いイニシアティブのもと、ドンドゴビ県で2023年9月から始まりました。今年4月からは幼稚園でもミルクが提供されるようになっているほか、他県での広がりも見られています。
このきっかけは、2022年、2023年にJICA学校給食プロジェクトが実施した食事状況調査です。この調査の結果、カルシウム、ビタミン、食物繊維などが不足し、特にカルシウム不足で骨粗鬆症の児童が多いことが分かりました。この結果を受け、カルシウム強化のため、ミルクの提供が始まりました。
食育の一環で食品サンプルも展示しましたが、約150名の子どもとその保護者が多種類の食材に触れ合い、それぞれの食材の働きについて学び、県やJICA学校給食プロジェクトが栄養バランスの取れた給食の提供に取り組んでいることを知る良い機会となりました。
初めて見る食品サンプルに感動する子供たち
豆知識テストに挑戦する女子中学生たち
多くの子供たちが訪れました
県教育局の給食担当者が子供たちに食材の説明をしている様子
プロジェクトナショナルスタッフによる食材の紹介