ドンドゴビ県にて成果発表会を開催しました!
ドンドゴビ県のパイロット2校では、給食の改善や食育のために、これまで様々な取り組みを行ってきました。その成果について、2025年4月18日に県内や隣県の他の学校の給食関係者70名に共有しました。ドンドゴビ県は、全国で取り組むことになったミルクプログラムの発案県です。また、改善献立による共同献立を県全体で取り入れて、栄養士が不在の学校でも栄養バランスのとれた献立による給食提供を推進しています。地域の生産者と給食委員会で協議を重ね、地場産の野菜を取り入れる取組も行っています。地域の生産者は、組合を結成してできるだけ多くの野菜を給食に提供できるよう、工夫してきました。それらの取組について、発表、展示をするとともに、参加者から次年度取り組みたい活動を提案してもらいました。
パイロット校の活動展示を見てインスピレーションを受けた参加者からは、共同献立やカラーシステムの導入、地域の食材の導入に取り組みたいといった様々な声が上がりました。県教育局は、この提案を次年度の活動予算に組み込む予定です。パイロット校2校を中心に取り組んだ活動成果が、今後周辺校へ普及していく手ごたえを感じた会となりました。
また翌4月19日には、給食のレシピコンテストが実施され、県内外から32名の調理員が参加し、改善献立を参考にしながら栄養バランスの整ったおいしい給食レシピを80分で調理し、競い合いました。審査員からは、レベルが非常に高く順位をつけにくい、給食プロジェクトが始まってから調理員の意識が非常に高くなっているとのコメントがありました。
パイロット校栄養士による食育教材の使い方についての実演
改善献立のサンプルを前に説明するパイロット校校長
給食レシピコンテストの様子
食育教材を説明するパイロット校栄養士