ウブルハンガイ県にて対象地地域の関係者が一同に集まり、経験共有会を開催しました!
学校給食導入支援プロジェクトの対象地域であるドンドゴビ県、ウランバートル市、ウブルハンガイ県の学校給食関係者一同が、2025年4月23日にウブルハンガイ県に集まり経験共有会を開催しました。参加者はパイロット3県及び中央省庁の関係者、急遽参加したバヤンホンゴル県の県教育局や栄養士ら合計66名でした。昨年はドンドゴビ県で同様の経験共有会を開催しましたが、今年はプロジェクト最後の経験共有会となります。これまでの成果や課題について各地域での取り組みが紹介され、ウブルハンガイ県のパイロット校の食育教材や給食新聞、改善献立による給食の展示や、調理場や学校菜園の様子の視察が行われました。
教育省、教育総合庁、農牧省からも参加があり、これまでのパイロット活動の成果や現場の課題を中央省庁関係者が確認し、給食関連の法整備や政策へ生かす良い機会となりました。また、参加した栄養士や県教育局長からは、他の地域でどのような取り組みをしているか実際に見聞き出来て参考になるとともに、給食の改善に取り組む意欲が高まったとの意見がありました。
急遽参加を希望された隣県のバヤンホンゴル県教育局給食担当と栄養士は、栄養士間のつながりでプロジェクト活動を知り、今年から改善献立による共同献立や給食委員会の立ち上げを行っているとのこと。パイロット校の現場で活躍する栄養士や給食関係者が給食の改善に熱意をもって取り組み成果が出ているため、口コミで普及が始まっているということだと思います。今後の他県へのさらなる普及が期待されます。
ウブルハンガイチームの計画発表
ウブルハンガイ県第4番学校の調理場の視察
ウランバートルチームの発表
グループディスカッションの様子
ドンドゴビチームの発表
教育省の給食課課長も展示を視察
展示物を熱心に見学する参加者