学校給食プロジェクトの最終JCCとクロージングセレモニー、モニタリング研修が行われました!
6月18日に学校給食導入支援プロジェクトの最終JCCが開催され、これまでの4年間の実績や達成状況、今後へ向けての提言の発表や、関係者での協議を行いました。カウンターパートの皆様のご協力のもと、プロジェクト目標である「全パイロット校での改善献立に基づいた給食提供」はすでに達成済みのほか、食事状況調査をきっかけにパイロット地域の一つであるドンドゴビ県から始まったミルクプログラムの全国展開や、給食費の増額、県学校給食委員会の2024年からの全国での制度化など、大きな成果がありました。またプロジェクトを通して開発された改善献立ブックや食育カード・ワークシート、学校給食実施マニュアルも全国に配布されるなど、今後の活用が期待されます。
JCC前には、これまでパイロット校で行ってきたモニタリングの分析結果が発表され、野菜の提供量はプロジェクトが提案する学校給食摂取基準の目標値を全校達成、牛乳・乳製品の提供量も全校平均が目標値を達成しました。また1食に3種類以上の食品群がそろう献立の提供回数についても平均で約週3回は提供できているという結果になりました。野菜の種類についてもプロジェクト開始時と比べて約2倍に増え、地場産の果菜類の調達割合が増えるといった成果が見られました。
1日の最後には関係者が一堂に会したクロージングセレモニーが開催され、教育省給食課トゥメンジャルガル課長やJICAモンゴル事務所宮城所長、前ドンドゴビ県知事のムンフバト議員、JICA本部の野村専門員よりメッセージをいただき、関係者の努力と成果をたたえるとともに、今後も分野間の連携や学校給食改善へ向けた活動の継続、さらなる発展を願って閉会しました。プロジェクトは9月で終了となりますが、今後の給食を通じたモンゴルの子どもたちの健康増進を心より祈っています!
モニタリング研修
モニタリング研修の様子
JCCの様子
JCC参加者
クロージングセレモニーでムンフバト議員に感謝状を贈呈するJICAモンゴル事務所宮城所長
クロージングセレモニー参加者
プロジェクトリーダーからの感謝の言葉