ドンドゴビ県において生産者向けの研修を実施しました。

2025年2月20日、JICAモンゴル国学校給食導入支援プロジェクトは、ドンドゴビ県の農牧局と協力して、「野菜栽培に関する最新の高度技術」というテーマで研修を実施しました。本研修は農学者のキム・ソンチョル氏の協力のもと実施され、ドンドゴビ県のパイロット校2校に野菜を提供している生産組合参加者やその他県内生産者をはじめとする計20人の農家が参加しました。

研修で、キム講師は、高度な野菜栽培技術の紹介に加え、温室栽培における種の準備や収穫した野菜を新鮮な状態で保管する方法など、農業で活用できる多くの実用的な方法を紹介しました。

また、2024年から2028年にかけてJICAがドンドゴビ県で実施する「MON-SHEP」プロジェクトについても紹介しました。「MON-SHEP」プロジェクトについて、県農牧局のシニアオフィサーE.エルデネトゥンガラグ氏とサンツァガーンソムおよびデルゲルツォグトソムの農業生産と技術問題を担当する専門家であるG.バダムツェツェグ氏およびB.サルマンダフ氏が説明しました。

研修の最後に、ドンドゴビ県の食糧農牧局長であるB・モンフジャルガル氏は、「現在実施中のJICA学校給食導入支援プロジェクトの成果を継続・拡大するため、2024年から実施が始まったMON-SHEPプロジェクトの計画にも反映していく予定でいる。学校給食への食材調達だけでなく、全県民の食糧供給が可能な限り県内生産で行われるよう、内部リソースを十分に活用し、地元の食品生産者を支援していく考えだ」と述べました。