コンサルタントチーム(VET: Valuation Expert Team)による土地新評価手法に関する協議を実施
2024年4月3日から10日および5月13日から16日にかけて、コンサルタントチーム(VET: Valuation Expert Team)が資産評価基準部(PVSD: Property Valuation Standards Division)を訪問し、土地新評価手法の具体的な適用方法の開発手順について協議が行われました。
協議では、実証テスト先行実施地区であるChatuchakとNongchokのデータ分析結果と現地調査に基づく用途地区区分の設定(商業地区・複合利用地区・住宅地区・農業地区の大項目4種類)や、土地区画(Land Unit)の属性データの設定(行政的条件・街路条件・交通接近条件・環境条件の大項目4種類)や計測方法についての検討が行われました。
さらに、各属性データのスコアにウェイトを乗じて合計スコアを算出するスコアリング手法や、比較する取引価格のある/ないLand Unitの地理的近接性を考慮したペアリング手法を包括した評価モデル案がVETから提示され、双方で合意されました。
今後の流れとしては、属性データを6月末までにPVSD・VETでお互いに整備し、7月中旬にVETから整備された属性データを用いた評価モデルが提案され、7月下旬にPVSDがフィードバックを行う予定となっています。その後、8月中に実証テストの実施手順書が整備され、9月から実証テストが本格的に行われます。