フィジーの地方自治体を対象に廃棄物管理財政に関するセミナー・ワークショップを開催
J-PRISM3は、2026年6月3日から5日までの2日間半にわたり、スバにおいて「廃棄物管理財政に関するセミナー・ワークショップ」を開催しました。全国13自治体すべてから廃棄物管理担当者および財務担当者が一堂に会する貴重な機会となりました。
「補助金依存から持続可能性へ―フィジー地方自治体における持続可能な廃棄物管理財政運営能力の強化―」をテーマに開催された本ワークショップでは、参加者が意見交換を行うとともに、歳入確保や運営コスト管理に関する実践的な取組について活発な議論が行われました。
本ワークショップでは、J-PRISM3によって開発された、廃棄物管理に係る支出、収入、運営データの整理・分析を効率化するための実務ツールが発表されました。本モデルは、廃棄物管理サービス提供にかかるコストを明らかにすることで、データに基づく政策立案や意思決定を支援し、多額の補助金に依存しているフィジーの廃棄物管理分野における財政的持続可能性の実現を後押しすることを目的としています。
ハイブリッド型で行われた本ワークショップには全国13自治体すべてから参加者があり、うち12自治体からは会場参加がありました。参加者はディスカッションに積極的に取り組み、グループワークでは、参加者が各自治体の実際の財務データおよび廃棄物管理データを用いて実践的な演習に熱心に取り組みました。各自治体が成果を意欲的に発表する姿勢は非常に印象的でした。参加自治体は、自らの財務データと廃棄物データを用いてモデルを実際に活用し、廃棄物サービスのコスト構造を体系的に把握する機会を得ました。
また、地方自治省および環境・気候変動省の代表者も参加し、国政府の視点から意見を共有するとともに、地方自治体が直面している廃棄物管理の課題について現場の声を直接聞く貴重な機会となりました。
タブア町のSireli Korovulavula氏は、本セミナー・ワークショップについて、「私たちが日々直面している課題について考え、議論する場となりました。非常に多くの学びがありました」と振り返りました。